2018-07

ヒガコプレイス店 夏季休業について

ONLY FREE PAPER ヒガコプレイス店につきまして、下記日程を夏季休業とさせていただきます。

何卒、よろしくお願い申し上げます。


2018年8月14日(火)から8月22日(水)まで




2018-07-15 | Posted in NEWSNo Comments » 

 

インタビュー #12 「Himagine」



突然ですが、このページを開いてくださった皆様は、フリーペーパーの面白さってどこにあると思いますか?

ONLY FREE PAPERの店内には洗練されたデザイン・内容のフリーペーパーがずらりと並びます。そのクオリティの高さに「これ本当にフリーなの?」「すごい」とつぶやくお客様は多くいらっしゃいます。お客様の声に耳を傾けていると、フリーペーパーの面白さ=商業誌に劣らないクオリティの高さ、と答える方のほうが多いのかな、と日々店番をしながら感じています。

私の考えるフリーペーパーの面白さというと、シンプルに「伝えたいことを素直に表現できること」だと思っています。広告を募らなければ募らないほど、出版の規模が小規模になればなるほど、その傾向が目立ってくると感じています。
「伝えたいことを素直に表現できること」がフリーペーパーの面白さの一つだよということを多くの人に伝えたい。そう思い、今回『Himagine』というフリーペーパーを制作する方にインタビューを申し込みました。

多くのお客様が「(こんなに立派だけど)本当にフリーなの?」と手にする媒体とは真逆の路線を貫く、この『Himagine』というフリーペーパー、皆様はご存知でしょうか?
知らなくて、正解です。
というわけで、毎号『Himagine』を印刷しているという世田谷ボランティアセンターにて、同誌の編集長・マツさんにお話を伺ってきました。

『Himagine』
三軒茶屋発・暇な法大出身社会人による暇つぶしのためだけのフリーペーパー。
発行は法政大学’15卒のメンバー6名が中心だが、寄稿しているのは学生から劇俳優、フリーターからサラリーマンまで様々。法大卒に関わらず、「同世代が今、書きたいことを書けるように」と「ゲストライター」を都度迎えている。2013年夏から年3回(社畜度レベル等で年2回になることもあり)、700部程度を発行。現在、第19号まで発行している。

・Himagineってどんなフリーペーパー?

檜山:まず、『Himagine』って、一言で言うならどんなフリーペーパーでしょうか?

マツ:ええ…モテない男の日記みたいな?そうですね、20代社会人のはけ口みたいな感じですかね…。とりあえず現存するバックナンバーを持ってきたので、よければ見てみてください!




檜山:『Himagine』の誌面は基本的にWordで作られているって聞いたのですが、本当ですか?

マツ:本当です。最近ではPowerpointも使うようになったんですけど(笑)。共通しているのは誰でも使えること。基本的に原稿制作は1から10まで各編集メンバーにお願いして、集まってきたものを僕が取りまとめる形でやっているので。
『Himagine』を創刊した当時はそもそも僕自身がWordしか使えなかったのもありますけど…。色んな人を巻き込む時のために、誰でも使えるWordでの作成をメインにしていて、今でもそのままにしているんです。ライターによって忙しい時は文章だけ送られてきて、僕が原稿に流し込んだりもしますけど…(笑)。

檜山:Wordメインというのは意図的なものだったんですね。あ、手書きの部分発見しちゃいました。



マツ:初期の頃は新聞の作り方みたいですよね。全部A4の紙にのりで写真を貼ってスキャンしてるって。印刷しているのは今インタビューをやっている【世田谷ボランティアセンター】なんですけど、世田谷区民でこんなに大量印刷する人いないらしいです。

印刷作業の様子。中綴じホチキス等を使い、約800部を全て手作業で製本。


檜山:すごくアナログなやり方で作られているんですね。

マツ:そうですね。あと、”ゲストライター制”はあると思います。固定の編集部メンバーだけで作るんじゃなくて、縁があった人や気になる人に執筆をお願いするんです。そんな感じですかね、Himagineのざっくりした説明は…。

マツ:ちょうど大学3年のときに、身の回りにもバンドつくるとか映画作るとかいろいろやり始めようとした友人が多かったんですけど、結局最後まで形にしていたのって1割くらいだった気がします。僕らも創刊号は思い起こしてからつくるのに半年かかっちゃったんですけど。

檜山:1から作るのに半年って割と早いと思います…。成り立ちとかもすごく気になるので、詳しくお聞きしていきますね。

・「TOKYO MXみたいな雰囲気、自由度のフリーペーパーを作りたかったんです。」

檜山:そもそも、なぜ『Himagine』を作ろうと思ったんですか?

マツ:まず法政大学って、大学2年が終わったら実質引退ってサークルが多かったんです。なので3、4年になるともう学内OB扱いみたいな。

檜山:では、1,2年生まではマツさんはどこかのサークルに入っていたんですか?

マツ:はい。【生協学生委員会】っていう、大学生協の委員会みたいなのに入っていたんです。生協学生委員会って女子が多くて。高校までずっとサッカーしかしてなかったので、これは!と思って入りました(笑)。

檜山:(笑)。うちの大学の生協学生委員会も確かにイケイケの女子が多かったかも…。実際入ってみてモテたりしたんですか?

マツ:・・・。何もなかったですね(笑)。ただの変態が来たみたいな感じの空気を感じていました(笑)。けど、そこで新入生向けのフリーペーパーを作っていたんです。いろんな学生にインタビューして、まとめて、発行して、みたいな。それがすごくおもしろくて。その時に冊子を一冊作ったのがきっかけでフリーペーパーに目覚めました。それで、ある時に「このフリーペーパー、僕が一緒に作りたい奴に声かけてやったらどうなるのかな」って思ったんです。ちなみにそのとき法政には、ファッションに特化したものや、ゼミ選びを紹介するフリーペーパーとかがあって。それらに対して、自分たちは自由な内容なものを作りたいなと思って。その時、『TOKYO MX』(※東京エリアのテレビ局。キー局で流すことは厳しいようなきわどい内容を流す番組が多いのが特徴のひとつ)がすごく自由な雰囲気でやっていたので、自分たちもそのようなフリーペーパーを作りたいと思ったんです。

檜山:テーマを決めて何かをみんなでひとつのものに向かって作るフリーペーパーではなく、それぞれの書きたいことを寄せ集めたものを作りたかったんですね。

マツ:そうですね。ちょっと付け足しをすると、僕らがいたのは法政大学の【メディア社会学科】って所だったんです。なので、学部に何百人も学生がいるけど、みんな映画を撮ってたり新聞を作ってたり、発信している人が多かったんだったんですよね。

檜山:マスメディアな感じですね。

マツ:まだSNSでバズったりとかがそこまで一般的じゃない時でしたからね…。今だったらまた違う風に思うかもしれないですけど、当時は発信する仕事がかっこいい!と思ったらマスメディア目指す、みたいな感じだったんですよね。

檜山:15年卒くらいだとそうですよね。…なんか、そのあたりですよね。マスメディアではない、ミニコミとかフリーペーパーが流行りはじめたのって。フリーペーパーって流行る波がありますけど、そのあたりって結構個性的なフリーペーパーがたくさん発行されていた気がします。

マツ:そうですね。法政大学も少なからずそんな感じで、フリーペーパーサークルが5つくらいありました。

檜山:いい環境ですね。

マツ:そうですね。で、大学3年になって暇になっちゃったから、 『Himagine』と。

檜山:あ、由来はそれなんですか!

マツ:そうです、サークル引退して暇人(笑)。 あのー、本当に暇で、夏休みも暇すぎてチャリンコで名古屋行ったりしてましたし・・で、なんかほんと暇すぎてやばいねって。せっかくだから、その暇な時間をモテることに繋げたいねって。これが始まりでした(笑)。

檜山:暇だからモテたいねってことを創刊当時のメンツと話されていたんですか?

マツ:そういうことです。そうそう、初期メンの共通点は【マスコミ就職講座】を一緒に受けていたメンバーなんです。みんなメディア志望で、授業とか一緒だったら一緒に受けるけど、サークルとかはバラバラ、みたいな。初期メンは男5、女1だったから、もっとAAAみたいにリア充感ある団体にしたいっていうのが僕らの中であって(笑)。

檜山:AAA(笑)。 この6人はマスコミ講座で周りに座っていたとかそういうことですか?

マツ:はい。で、僕がメンバーを誘うにあたって、➀仲がよくて➁Twitterが面白いっていう条件で声かけたのが初期メンバーです。ワンピース方式ですよね。仲間になれ!(ルフィがロビンに言ったみたいな)やりたいって言え!って。

檜山:ワンピース(笑)。誘った方の反応はどうでした?

マツ:やっぱり皆、最初は難色を示すんですけど、「モテるよ」って言ったら、やるやる!って(笑)。そう、その時に便利だったのが「『Re:Go』(※法政大学フリーペーパーサークルのひとつ。)の奴らめっちゃモテてんじゃん」ていう。

檜山:周りのフリーペーパーサークルをダシに使ったわけですね(笑)。

マツ:とりあえず成り立ちはそんな感じです。暇で、モテたいから始めました。



・「メンバーそれぞれの書きたいことを載せるだけだから、そもそも会議もいらないです。」

マツ:まず僕ら、会議をやらないんです。「読者が読みたいものは何か」と考えて作るのとは真逆のスタンスで。

檜山:会議やらないんですか?!会議をやらないとなると、読者が読みたい企画を狙うんじゃなくて、きっと自分自身が本気で発信したい企画で勝負するってことですよね。だからあんなにオリジナル感溢れる企画が生まれるのか…。『POPEYE』とかもそうだっていう話を聞いたことがあるんですけどね。

マツ:『圏外編集者』(※都築響一氏の著書。人の忠告よりも、自分の好奇心に従う事で多数のヒット作を生み出した編集者の歩みを綴った本。)みたいですよね。
『Himagine』は会議で生まれる何人かのアイデアを足したものというよりは、最初にそいつが書きたいと思った熱量そのままでつくってもらってますね。そういうオリジナル感の方が好きなんです。

檜山:なるほどです。『圏外編集者』の都築さんの考え方はフリーペーパー的だなと思っていたので、なんだか納得しました。

マツ:ただ言っていいですか?

檜山:はい。

マツ:あれ40ページくらいしか読んでないんですよね(笑)。



マツ:眠くなっちゃうんですよね。僕あんまり国語得意じゃないので、ずーっと文字だと疲れちゃうなって。なので、『Himagine』もなるべく字続きにならないように頑張ってるつもりなんですけどね。ここらへんちょっと頑張りましたね。



マツ:懐かしいなー。

・「発信できるエピソードを持っているのに、出す場がない。そんな人を仲間に入れて楽しんでます。」

檜山:話の最初に仰っていた「20代社会人のはけ口」について聞いてもいいですか?

マツ:僕ら編集メンバーはマスコミ系の学科だったので、やっぱりマスコミに就職したメンバーが多かったんですよね。でも、皆伝えることがしたくてマスコミの世界に入ったけど、結局仕事でやるのは仕事で言い渡された神社の歴史とか、事件の取材らしくて。それもそれで大切なことだけど、自分が今思っていることを発信する場は仕事の中にはない。だったらそれは『Himagine』で書いてよ、って。そういう意味で「20代社会人のはけ口」って言ったんです。社会人になってどうよ?とか、マスコミって忙しそうだけど実際どうなん?とか、そういう本音を『Himagine』で書いて欲しかったんです。

檜山:今それを聞いて、『Himagine』って自分が伝えたいことを素直に伝えているフリーペーパーだなって思いました。「自分たちが言いたいことを素直な熱量で表現できる」ということは、フリーペーパーの面白さのひとつだと思うんです。

在学時の文化祭にて。よく見ると垂れ幕に『Himagine』が使われている。

檜山:いいなあ…『Himagine』。同時に、『Himagine』って飾っていないというか、オンリーワンの企画になっているよなあ、と思ったんです。

マツ:校正とかのような本来の意味の「編集」が最小限なので、それがオンリーワンの企画に繋がるんじゃないかなと思っています。オンリーワンの楽しいアイデアがあるけど、発表する場がなかなか無い人たちを巻き込んでやったらおもしろいんじゃないかなと。実際面白かったですしね。
 ゲストライターに関してもそうなんですけど、ひとつはその方がマンネリ化しないと思って。もし今マンネリ化で困っているフリーペーパーがあったとしたら、それは多分内内でやっててもうネタ切れ…とかだと思うんです。

檜山:そういえば、なぜゲストライター制をやろうと思ったんですか?

マツ:『Himagine』を始めるときに、法政の他フリーペーパー団体の人からそういうネタ切れとかリアルな話は聞いてて。「そうなんだよね、ネタ切れとかあるねー」とか「編集長と副編集長がつきあっててさ、仲悪いと雰囲気悪くなるんだよね」とか(笑)。だったら、『Himagine』からはその要素を取ろうよ、って。僕も実際に生協委員会で似たような状態になったことがあったんですけど、別にそこから得るものはないですしね。

檜山:そういうマイナス要素を除いたものをつくれば、、

マツ:自ずと発信したいことを発信できるようになるかなと思って。それに、多くの人を巻き込んだ方が『Himagine』の幅も広がるし、かわいい女の子を表紙に呼べば、僕らもつきあえるかもしれないし、とか。

檜山:モテたい、彼女作りたいが根底にあるんですね(笑)。表紙ガールもその発想から始まったんですか?

マツ:サンデーとか、マガジンみたいに、美人が表紙だと人は手に取るよね、って発想から始まりました。ただ僕ら、そもそもモテないんで、美人の友達が少ないんですよ・・・。さらにいうと美人でかつ、こんなへっぽこフリーペーパーに協力してくれる器が広い方なんて、まぁ誰もネットワークなくて。ですから、一人協力者を見つけたら必死にその方から次につなげようとしたり(笑)。 日本のサッカーみたいに少ないチャンスをいかに決められるかが重要でした。友達の友達の後輩に頼んだ時もあるなぁ・・・。ちなみに、僕たちの人生唯一のナンパ経験はこの表紙ガール探しです。

檜山:表紙ガールはいつもスムーズに見つかるんですか?

マツ:道で会った外国人の方とか、、、 文化祭で僕らの屋台に来た子とかにスピード勝負で3分ぐらいで了解得て、写真のっけて・・あ、今思うと雑な対応ですごい申し訳ないな・・・でも僕たちなりにすごい頑張りました。今思えば「読モやりませんか?」って詐欺みたいな誘い方だったけど。
 社会人になってからは自分たちのネットワークがすごく広がったので、美人と遭遇できる機会はぐっと増えました。ですが、いまだに毎回ギリギリまで決まりません。断られたり、LINEブロックされたり。でもすごい楽しいですよ、おススメです。だって美人と関われるんですもん。



マツ:女性関係の記事でいうと、これ(上部画像)とかすごいんですよ。自分が一回告って振られた人にインタビューしにいくっていう。なんで僕だめだったんですかって。普通に無理とか言われてるし(笑)。

檜山:恋愛系の企画って【モテ】とか【フェチ】とか、どれも既視感のあるテーマになりがちだから、ここまでオリジナリティを出せるのはすごいと思います。

マツ:本当にあったことをそのまま載っけてるから、オリジナルにならざるを得ないというか。添削も会議もしないし、本当にコイツのオンリーワンの企画なんですよね。
 結果論ですけど、モテたいがために始めた行動を通して自分たちの繋がりも広がっていった気がします。そのおかげで5年も続いているのかなと思います。



檜山:社会人になってから加わったゲストライターの人も多いんですか?

マツ:そうですね。社会人になってからはゲストライターの仕組みがより盛んになってきた気がします。大学時代は知り合いじゃなかったけど、学生時代に噂で聞いてたすげえ奴、みたいな人をを巻き込んだり。

檜山:卒業すると学校や学科、あらゆるコミュニティの壁がなくなりますよね。

マツ:そうなんです、だから飲み会である編集員とかゲストライターから「知り合いに2浪3留のやつがいてさ」とかって情報が入ってくると、それ超面白いじゃんって。当時社会人始まったばかりで暇だったので、すぐに飲み会を設定しましたね。

檜山:飲み会をきっかけにして、ゲストライターをアサインするんですね。

マツ:表面上は飲み会なんですけど、こっちとしては誘いにかかってますね(笑)。

檜山:そうそう、なんか『Himagine』って発行を重ねるごとに進化していると思うんですけど、その秘密ってなんなんだろうなって思って。

マツ:進化してるって本当ですか?でも確かにゲストライター制とか、色々な人が関われる仕組みを作ってからは変わった気がしますね。

ゲストライターによる記事。こちらはフリーペーパー『月刊妄想星占い』さんによるもの。


マツ:あとは、どこか地方に置かせてくれる店ができたら、基本的に自分で足を運ぶようにしているんです。岐阜の喫茶店とか。そうやって友達増やしていく感じが『Himagine』の配布活動で好きなところです。その方が【やってる感】ありますしね。趣味は薄っぺらくしたくないというか…。

檜山:私、このインタビューをするに際して『Himagine』のことを「あったかいフリーペーパー」と表現していたんですが、なんか、そういうところだよなあって思いました。伝えたい熱量をそのままぶつけたり、地道に足を運んだり。『Himagine』のように手探りで一冊をつくっていくあたたかさが私は「フリーペーパーらしさ」だと思っています。だからどんどんパワーアップしているのかな。

マツ:少ない人数でやっているというのもありますね。そのほうが色々やってる感あって楽しいんです。

・自分ルール、ズルが許されるのがフリーペーパー

檜山:『Himagine』の編集で大切にしていることはなんですか?

マツ:あまり自分たちを追い込み過ぎないようにしていることですかね。今回、ページが埋まらない!ってなったら、評判が良かった過去記事を使いまわすとか、インタビューを自作自演するとか。

檜山:適当ですね(笑)。「くだらない記事が多すぎる」との声をよく聞くんですけど、そのくだらなさはどこから?って思っていたんですよね。

マツ:活動する最初のころにアドバイスをいただいた『おてもと』(※当時学習院大学の学生だったメンバーによるフリーペーパー。「趣味でやっています」という原点のもと、印刷から製本、地域への配布活動まで全て自分達の手で行っていた。学生フリーペーパーコンペ2011年度優勝誌。)編集部の方からの受け売りですが、趣味でやってることに必要以上のストレスを生むと元も子もないですよね。しかもなんか編集部みんなその部分の価値観が似ていて。大学1年のころから就活講座で一緒なんでもう8年目の付き合いですが、「ここはちゃんとやろうよ」と「いやそれはこだわったらキリないよ」のラインの位置がほぼ一緒なんです。
 勝手にお互いの写真使ったりなんかもありますよ。インタビューの自作自演でそいつの名義だけ借りたりなんかして。いつも完成してから伝えてますね。「今回、俺がお前にインタビューしているテイの記事あるから。」「お、まじか。よくわかんないけど了解。」とか。知らないうちに自分が記事に登場しているのは『Himagine』あるあるです。あと、インタビューって大変じゃないですか。相手から話聞いて、それを文字起こしして、編集して・・・。でも僕小学生から雑誌とか読んでインタビューする人にすごい憧れてたんです。でもめんどくさい。なんかそれなら自作自演でいいやみたいな。かなりストレス解消されますね。

檜山:想像以上にフリーだ…。では最後に、今後『Himagine』はどうなっていくか、今後やりたいことなどあれば教えてほしいです。

マツ:いくつかあります。まずはフリーペーパーとしては少なからず20代のうちは続けたいです。今26歳なのであと3〜4年は。僕が辞めるって言わない限りはほのぼの続くので、多分これはクリアできるかなと思います。むしろ今やらないのもったいないぐらいに思います。20代後半にさしかかって、今、身の回りの人たちのライフスタイルの変化がハンパないんです。これまでにないぐらい、カオスになってきました。結婚したやつとか子供できたやつもいるし、脱サラして店始めたやつや移住したやつもいて、、すごい感動しちゃってます。そんな中で未だにモテないし、社会人としてもなかなかへっぽこ状態の自分らもいるし。26歳っていい大人だから、そういうライフスタイルの変化は当たり前なのかもしれないけど、、そういう人を『Himagine』の雰囲気に絡めて作っていったらどうなるんだろう、楽しみだなって期待感ありますね。
 もう1つはフリーペーパー以外にもなんかやってみたいです。実は結成してからこれまで映像作ろうとしたり、色々やりかけたことはたくさんありますが、全部頓挫してます。 せっかく20代を必要以上に一緒に過ごしてるメンバーなんで、誰かができちゃった婚とかする前に思い出づくりしたいです。まあモテないからその心配もいらないですかね、、。




自分でもフリーペーパーを作ったり、ONLY FREE PAPERで店番をしたり、様々なフリーペーパーに触れる機会を持つようになった中で最近ふと感じる事がありました。それは、より多くの読者に届けようとされたはずの諸々の工夫がいつの間にか本来表現したかったものをまさに侵食してしまっているような冊子が多く見受けられるという事です。そして、更に言うとそのような「余分に計算されたフリーペーパー」は、実はいつの間にか製作者さん自身をも疲弊させているのではないかという事です。
フリーペーパーの良さって本来、言いたいことを素直に表現できることだと思うのですが、それが実現できているフリーペーパーは果たしてどれくらいあるのでしょうか。

そんなことを考える一方で、マツさんのお話を聞いていると「自分自身も言いたいことを普段から言えているか」と自分のことを振り返ってしまいました。



この企画(上部画像)とかは思いっきり本音で語ってますよね。自由に、本音で書ける媒体が身近にあるのって本当に楽しいんだろうなあ。
白黒の紙面だけど、その一方で色んな色を取り込んだ人達で作られている…そんな雰囲気を感じたHimagineインタビュー。
手書きでベージ番号が訂正された再生紙からは、編集員の方々の8年間のストーリーをふと想像してしまいました。


text・interview 檜山(ONLY FREE PAPER)
photo 檜山(ONLY FREE PAPER)、一部マツさん提供
ロケ地:世田谷ボランティアセンター


2018-07-12 | Posted in OFP STAFF, インタビューNo Comments »