PEOPLE

打ち明け話は誰の為?

こんにちわ。前回の投稿からまた随分経ってしまいましたが、相変わらず、絵を
描きつ つ、ぐるぐるいろんな事を考えています。

そんな中、先日こんなイベントを行いました。
■「ライブハウスいってみるツアー」
http://blog.livedoor.jp/marshmallow83/archives/2014-10-22.html

かいつまんで言うと、
「ライブハウスって、行った事ない人にとっては怖いと思うけど、素敵な所だか
ら来て 欲しい!」
「『そういう所に一人で行くのは勇気がいるなあ』と思っている人がいるなら、
同じような人皆で来てみるというのはどうでしょう!」
という趣旨で、私達が出演するライブイベントに来るイベントを作ってみた…と
いう感 じです。

新しい場所に出るきっかけが欲しい人を呼びたい、という気持ちが強くあり、
「生きづ らい人同士でライブハウスへ行ってみるツアー」という単刀直入なイ
ベントタイトルをつけたのですが、やってみて、嬉しかった事はもちろ ん、反
省して考えた事がいろいろありました。

その中で、とりわけ大きかったのが、自分で作った「生きづらい人で」という趣
旨その ものです。
発案した時点では「何かつらさを持つ人同士なら、普段話しにくい事も話せるん
じゃな いか」という発想だったのですが、いざやってみて、また、企画を進め
る中で自分の気持ちを反芻した時どうしても否定出来なかったのが、 「生きづ
らさを持つ人」の対比として「生きづらさに関係ない人」というの を無意識に
想定していたことでした。
「生きづらい」という事も、あまり強く強調すると、わかりやすい「生きづら
さ」を持 たない人の口を静かに塞いでいくことになるのですね。
気軽に入ってこないで!というような感じになってしまうというか。(もちろん
それが 必要なこともあるんだけども…モヤモヤ)
これは、自分が企画して行動するまで、実感としてあまり気が付く事が出来ませ
んでし た。

20141211

どこからがつらい/つらくない、なんていう線引きをする事に意味はありません。
でも、まったくボーダーレスに話したり、公にするというのもまた、難しいと思
いま す。
ゾーニングされた中だからこそ話せる、相談出来る事柄というのはたくさんある。
でも、その区分けが仲間はずれの理由になってはいけなくて…。

私は活動家や専門家ではないので、そこまで思い詰める必要はないといえばない
んです が、「痛み」というテーマにクローズアップして制作をする者と して、
また、小さな媒体ではあるけれどフリーペーパーという形で言葉を発信している
者として、自分が何か言ったり発信する時には気をつけねばと思った事柄 でした。
やってみないと解らないことってたくさんあるんだな。
まだまだ考え中ではありますが、少しずつ、作って、動いて、発信してまた考え
ていきたいです。


プロフィールトキン Tokin
1983年生まれ。自分の精神疾患の病状をしゃべるフリーペーパー「ゾンビ道場」を発行しています。キーワードはメルヘンとメンヘル。イラスト、絵画、ライブペイントなど、アグレッシブに絵を描く病人です。
web site:http://tokin.info/
Twitter:http://twitter.com/Tokin0528



2014-12-16 | Posted in PEOPLE, トキンNo Comments » 

 

one day 20141213 evening

寒空と早めの夕暮れと音楽が良く響く師走のサウンドトラック

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mix&art work by Satoshi Ogawa

Sun Ra “Door of the Cosmos”


Spacek “Getaway”



profile_20131215小川哲 Satoshi Ogawa
イラストレーター。シンプルな形、パターンをモチーフにしたリズミカルな作画で雑誌、書籍、CDジャケットを中心に活動。またイラストレーションを用いたプロダクト企画にも携わる。ミュージシャンのポートレイトで音楽を紹介する「5X5 ZINE」の制作を継続的におこなっている。

web site: http://satoshiogawa.com/
twitter: https://twitter.com/panaii



2014-12-14 | Posted in PEOPLE, 小川哲No Comments » 

 

one day 20141116 morning

冷たい日曜日の朝のサウンドトラック

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20141116_oneday_notes_s

mix&art work by Satoshi Ogawa

Penguin Cafe Orchestra “Zopf: Giles Farnaby’s Dream”


Yellow Magic Orchestra “1000 knives”



profile_20131215小川哲 Satoshi Ogawa
イラストレーター。シンプルな形、パターンをモチーフにしたリズミカルな作画で雑誌、書籍、CDジャケットを中心に活動。またイラストレーションを用いたプロダクト企画にも携わる。ミュージシャンのポートレイトで音楽を紹介する「5X5 ZINE」の制作を継続的におこなっている。

web site: http://satoshiogawa.com/
twitter: https://twitter.com/panaii



2014-11-16 | Posted in PEOPLE, 小川哲No Comments » 

 

one day 20141105 afternoon

秋の日差しと冬の匂いが交錯する昼時のサウンドトラック

20141105_oneday_s

20141105_oneday_notes_s

mix&art work by Satoshi Ogawa

Pwrfl Power “Let Me Teach You How To Hold Chopsticks”


Tsutomu Satachi “Corn Sketch”



profile_20131215小川哲 Satoshi Ogawa
イラストレーター。シンプルな形、パターンをモチーフにしたリズミカルな作画で雑誌、書籍、CDジャケットを中心に活動。またイラストレーションを用いたプロダクト企画にも携わる。ミュージシャンのポートレイトで音楽を紹介する「5X5 ZINE」の制作を継続的におこなっている。

web site: http://satoshiogawa.com/
twitter: https://twitter.com/panaii



2014-11-06 | Posted in PEOPLE, 小川哲No Comments » 

 

one day 20140826 midnight

静かな雨が秋へと昇る真夜中のサウンドトラック

20140826_oneday_s

20140826_oneday_notes_s

mix&art work by Satoshi Ogawa

Federico Durand “Visiones del Estanque Esmeralda”


Aphex Twin “Cliff”



profile_20131215小川哲 Satoshi Ogawa
イラストレーター。シンプルな形、パターンをモチーフにしたリズミカルな作画で雑誌、書籍、CDジャケットを中心に活動。またイラストレーションを用いたプロダクト企画にも携わる。ミュージシャンのポートレイトで音楽を紹介する「5X5 ZINE」の制作を継続的におこなっている。

web site: http://satoshiogawa.com/
twitter: https://twitter.com/panaii



2014-08-27 | Posted in PEOPLE, 小川哲No Comments » 

 

正義感の矛先

正義感とは何なんだろう?という事について考えています。
というのも、SNSを見ていて私が最近怒っているのが、社会問題の告発、あるいは
啓発のつもりでツイッターFacebookでシェアされてくる、動物実験でかわいそう
な状態になった
動物や、放射能などで酷い姿になった(という事になっている)人の写真などです。

写真そのものがどうかというより、それを誰かに訴えかけるつもりで
ネットで拡散する無神経さが理解出来ず、相当イライラしてしまいました。

衝撃的な写真や文言を使えば、見た人はびっくりして問題に気がつかざるを得な
いでしょう。
でもそれって、やり方としてあまりに暴力的過ぎるんじゃないでしょうか。

ちょっと前に、お母さんが子供を蹴っ飛ばしているという児童虐待の現場を撮った
衝撃的な動画が拡散された事がありました。
もちろん、虐待は許される事ではないけれど、見る側が視聴の可否を選べない形で
拡散する事が問題の啓発として意味がある行動だとは、私には全く思えませんで
した。

動画や写真の拡散について、発信者が言う「広くいろんな人に訴える」の、
「広くいろんな人」の中に、傷ついた本人達が含まれていないように思えたんです。
それがとっても嫌だった。

例えば、虐待を受けたことのある人がそれを目にしたらどう思うのか。
例えば、動物をかわいそうな状態で失った事がある人が、
むごたらしい動物の姿をいきなり突きつけられたらどう思うのか。
拡散している人が言う「正義」は、そういった事について考えられてはいない、
とてもインスタントな物に見えました。

小さき者・弱き者が何かに脅かされた。
その現実は、確かに目を背けてはいけない問題ではあると思います。
しかし、無差別に押しつけるようにして目を向けさせるやり方でそれを提示する
ことは、
個人の正義感を満たす以上の意味を持たないのではないでしょうか?

暴力反対!という事を、ほぼ暴力的な声で高らかに叫んで、それのどこが暴力反
対なんでしょう。

20140710-72

何が正義か、何が今考えるべき問題か。それに対して自分が何を感じるのか。
それは、各々の中で決められる事であり、結論ありきで「これが正義だ!」と
押しつけられるものではありません。
また、それについて考えるかどうか、という所から選ぶ権利があるのです。
本当に、それらを守りたい・訴えかけたいという気持ちがあるのであれば、
受け入れてもらえるような方法でアピールして欲しい。

忌まわしい事実を拡散する為に、拡散する正義感を振り回す為に、
傷を持った当事者に「痛いだろ言うけど少し犠牲になってね」
というようなやり方は、私はとっても受け入れられません。
誰かの痛みは、対外的に問題提起をする為のツールではないのです。

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お知らせ:
今月いっぱい高円寺にて、「夢日記」をテーマにした小さな個展を行っています。
ぜひぜひお越し下さいませ!

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Tokinミニ個展「おやすみなさいの向こう側」
会場:高円寺 ギャラリーめばちこ
会期:7月5日(土)~27日(日)
(上記日程の土曜日 日曜日のみ開廊:
5土 6日 12土 13日 19土 20日 26土 27日)

開廊時間 12:00~19:00 入場無料

詳細はホームページをご覧下さい。よろしくお願いします~。
http://tokin.info/


プロフィールトキン Tokin
1983年生まれ。自分の精神疾患の病状をしゃべるフリーペーパー「ゾンビ道場」を発行しています。キーワードはメルヘンとメンヘル。イラスト、絵画、ライブペイントなど、アグレッシブに絵を描く病人です。
web site:http://tokin.info/
Twitter:http://twitter.com/Tokin0528



2014-07-10 | Posted in PEOPLE, トキンNo Comments »