OFP STAFF, インタビュー

インタビュー #5 「 月刊妄想星占い」



「信じちゃ、ダメ♡」
毎月表紙のかわいい女の子がつぶやくフリーペーパー『月刊妄想星占い』。その名の通り最初から最後まで妄想だけで作られた、12星座の星占いのみのフリーペーパーです。まさに、「誰が何のためにこれを作っているんだろう…」という見本のようなフリーペーパーの作者“さとみちゃん”にお話を伺いました!

『月刊妄想星占い』

12星座の運勢を作者の妄想のみで占った(?)星占いのフリーペーパー。なぜか毎月決まって双子座はどん底、獅子座は最好調の運勢。
http://www.geocities.jp/mousouhoshi


野村:今日はよろしくお願いします。“さとみちゃん”とお呼びしてよろしいですか?いきなりですが、そちらのお顔は…。

さとみちゃん:これは、妄想です。とにかく石原さとみが好きで好きで、石原さとみになりたいんです。さとみちゃんと呼んでいただけるなんて光栄です。

野村:とにかく妄想の人なんですね。ではさっそくフリーペーパーについてお聞きしたいのですが、毎月書かさずに発行している妄想星占い、こちらを創刊したきっかけはなんだったのでしょうか?

さとみちゃん:この『妄想星占い』を作る前に『UmaGirl』というフリーペーパーを作っていたんですけど、 最初にそこで適当な星占いをやっていたんです。その時の適当な占いが割と評判が良かったというか、「面白かったよ」と言ってくれる人が多くて、『UmaGirl』をやめたあとに、じゃあそれだけのフリーペーパーにしちゃおうかなと…。

野村:占いはもともとお好きだったのですか?

さとみちゃん:はい。ファッション誌の後ろのほうに載っている占いとか、ああいうのを読むのがすごい好きだったんですよね。あと、朝の情報番組でやっている占いとか。あれは毎朝絶対見ないと不安で学校に行けなくて…。もう小学校のときから。たとえ自分の星座が運勢悪くてもだいたいアドバイス的なのがもらえるので、それに気をつけて今日一日過ごそう、みたいな。親に「早く学校行きなさい」って言われても占い見てからじゃないと登校できなかったんです。


野村:その長年の習慣がこちらの『妄想星占い』に繋がってくるんですね。妄想星占いというのはどうやって占っているんですか?そもそも、占っているんですか?

さとみちゃん:あ、適当…。完全に適当です。妄想です。

野村:毎月きっちり12星座分を占う(?)となると、妄想もなかなか大変ではないですか?

さとみちゃん:そうですね…。毎月最後の星座くらいでは飽きてきちゃってて…。

野村:え?

さとみちゃん:もう考えるのが面倒くさくなってきちゃうんです。

野村:面倒くさく…。毎月牡羊座から順番に書いているんですか?

さとみちゃん:そうです。だから魚座くらいではもう疲れちゃって…。疲れて飽きちゃう…。

野村:書く順番を変えたりしたことはありますか?

さとみちゃん:いつも何も考えずに牡羊座から書いちゃってました。そうですね、次は魚座から書いてみようかな…。


野村:毎月双子座は決まって運勢がひどいことになっていますが、これはもう妄想星占いのルール的なものなのですか?

さとみちゃん:毎月そうすると決めていたわけではないんですけど、でもなんとなくいつも良くない運勢にしちゃうんですよ…。あの、元カレが双子座だったので、それで最初は双子座をいちばん悪い運勢にしてたんですけど、それが何となく定着してきちゃったというか…。なぜか…。

野村:対して獅子座は毎月運勢絶好調ですけど、こちらは…?

さとみちゃん:私が獅子座なんです。獅子座は毎月最高の運勢にするというのは決めています。


野村:気持ち良いくらいのえこひいき感ですが、双子座の読者で怒ったりする人とかはいないんですか?

さとみちゃん:今のところは…はい、大丈夫です。割と双子座の人のほうが反応を下さるんですけど、「逆におもしろい」みたいに言ってくれる人が多くて、「ああよかった、傷ついてなくて…」と思っています。

野村:ちなみに、その元カレの反応はどうなんですか?

さとみちゃん:いや、読んでません。絶対教えられないです。元カレには、というか誰にも教えていないんです、周りの人には。今の彼にも絶対教えたくないです。教えたら書き辛くなっちゃうかなと…。というの と、たぶん単純に、教えたら引かれるんじゃないかなっていう思いがあって…。だから彼とかにも言えないんですよね。


野村:そうなんですね。周りには内緒にしてでも続けていくというくらい、フリーペーパーには魅力があるんでしょうか?

さとみちゃん:はい、フリーペーパーは好きですね。

野村:『月刊妄想星占い』は自費で作っているんですよね。誰に頼まれたわけでもなく、彼氏や友だちにも内緒で自分のお金をかけてでも作ってしまう、というのは、フリーペーパーが自分にとって必要な表現手段だったり、本来の自分を解放できる場、ということなのでしょうか?

さとみちゃん:制作については完全に自費なんですけど、でもそんなかっこいい感じのことではなくて、やっぱり何となく、 言ったら引かれるようなもの、という風に自分で思ってしまっているんですよね。でも…、はい、フリーペーパーは好きです。


野村:初めてフリーペーパーを作ったのはいつ頃ですか?

さとみちゃん:高校の頃に『下北ロック』という音楽系のフリーペーパーのスタッフとして関わったのがいちばん最初で、そこではちょっと関わっただけですけど、ゆるいイラストとか描いてました。で、そのあと は学生のころに『UmaGirl』を作って、それでこの『妄想星占い』です。

野村:『UmaGirl』が自分で作り始めた最初のフリーペーパーなんですね。

さとみちゃん:そうですね。馬がすごいかっこいいなと思っていて、でもそこまで馬術の知識もなく作り始めたので、本気で馬術が好きな人とかに怒られたりしましたね…。メールとかTwitterとかで…。馬は…もういいです。 あとは最近、『Himagine』というフリーペーパーで連載をしています。これは、「自由になんでも書いていいよ」って言ってくださったので、第一回目(Himagine vol.15)は斉藤和義で二回目(Himagine vol.16)は石原さとみについて書きました。どっちもすごい好きなんです。

Vol.15は「斉藤和義とカラオケに行ったときにリクエストするべき5曲」。Vol.16は「石原さとみになるということ」。こちらでも1ページまるまる妄想しています。



野村:では最後に、さとみちゃんの好きなフリーペーパーを教えてください。

さとみちゃん:『ナイスガイ』好きです。あと『食パンダッシュ!やまだちゃん』。私もパン好きなんで。あと、なんだろう…。意外と思い浮かばないです。

野村:ありがとうございます。『月刊妄想星占い』はまだまだ続きそうですか?

さとみちゃん:はい。これは、まだまだいけそうです。がんばります。



一見投げやりにも思えるほどの迷いのなさで(しかも妄想のみで)フリーペーパーを作り続ける“さとみちゃん”。こんなに適当に作っているんだ…というのが分かってしまってもなお、毎月自分の星座をチェックしてしまうことでしょう。来月の占いも楽しみにしております!


text・interview 野村(ONLY FREE PAPER)
photo 野村・松江(ONLY FREE PAPER)


2017-06-07 | Posted in OFP STAFF, インタビューNo Comments » 
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